日本では家事をきちんとこなすことが女性の“美徳”であるかのように思われており、日本の女性はそのことに苦しんでいる。

現在の日本は男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などが制定されており、男性と女性は平等であるとされているが、実際はそうではないように思える。

例えば、男性は家事ができなくても「男だから仕方がない」で済まされる。

独身の場合は「早くいい奥さん、もらいなよ」と言われることも多けど、女性の場合は違う。家事が苦手だったり、できなかったりすると周囲から厳しい視線を向けられてしまうものなのだ。

また、女性は仕事のキャリアと家事を天秤にかけなければならない。

「きちんと家事をしなくては…」というプレッシャーに負け、キャリアや自分を犠牲にしてきた日本人女性はかなりの数がいるのではないだろうか。

日本は世界一、夫が家事をしない国だと言われている。

それは言い換えれば、世界で一番女性が家事をしすぎている国であるということでもある。

家事は外注しても良いのだ

日本人は家事を自分たちでこなすべきだと考えている人が多すぎる。

近年では、我々が生業としている家事を代行しているサービスも数多く登場しているが、お金を払って他人に家事を行ってもらうことに抵抗感や罪悪感を覚えてしまう方は、まだまだ多いように感じる。

だが、この感性は日本人特有のものであろう。

アメリカでは「バーゲニング理論」という考え方がある。

バーゲニング理論とは、「家事はできればやりたくないものだが、家庭生活を維持するためにある程度はやらざるを得ない。

その配分は、家庭に提供する資源の割合に準じることが多い」というもの。

つまり、自分がやりたくなければ、持てる資源を活用し、家事を外注するという考え方なわけだ。

こうした考え方は家事の負担やプレッシャーから解放されるためのキーポイントとなると言えるだろう。

近年は共働き世帯が増え、核家族化が進んでいるにもかかわらず、女性に与えられる家事の負担は昔と大差がない。

その結果、女性は仕事や育児だけでなく、家事という負担にも悩まされてしまっているのだ。

アメリカ人のようにバーゲニング理論を取り入れていけたら、日本の女性はもっと自分らしく生きられるようになるはずなのだ。

そのためには、こなすのが厳しいと思う家事は外注したりすることを積極的に取り入れていくべきである。

「家事は毎日やらなくても良いのだ、手を抜いてもいいのだ」

家事代行サービスを利用し家事の負担を減らせば良いのだ!

そんな認識が広まっていけば、孤独に家事を頑張り続けている女性を救うこともできるはずなのだ。

 

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